歩く希望を失わせてはいけない

○お客様の声 Hさん(男性 40代)

私は、透析治療を受け6年前に左膝下からの切断により義足を履いてライフスタイルを歩んでいます。
足を失うことは実際に痛みを伴い術後、強烈な痛みで麻酔から覚醒し奇声を上げた日を今も悔しく思い出します。病気に負けたくない!「歩き方などどうにでもなる。動ければ何ら問題ないさ!」などと安直に考えていたことの報いでしょうか2年前に義足装着部の皮膚に傷ができ、1年の経過とともに傷口が広がり夏場には骨が見え出していました。そんな時に透析を受けている病院にフットケアのコンサルテーションとして契約された足のナースステーションの井上看護師と出会いました。傷を診てくれている医師にも「皮膚移植をしなければ」と言われるくらい酷かった時期でもあり、私の気持ちとしては、入院すると、また歩けなくなり体力が低下し、仕事も一ヶ月近く休まなければならない。できるだけ入院せずに済ますことができればという一心ではありましたが、出会った時は「この看護師に何が出来るんだ?」と少し諦めた感覚で期待をしていなかった様に思います。

 2018.7.6出会った時の傷


井上さんの関りと指導は、傷の洗い方・傷から出る浸出液の管理と外用薬の使い方・むくんでいる足の適度な包帯圧迫の指導に加え、一緒に観てくれた岡橋さんにより脚の長さを整えバイオメカニクス(動きの構造学)から歩くバランスを観ての義足の調整・義足でない足の使い方、全体的に体幹からのバランスを鑑みてしっかりバックアップしてもらい傷に変化がみられるようになりました。
義足になると、歩くのが不自由になるだけで、生活に支障はないという私の思いは、足の大切さを教えてくれる地道な言葉でしっかり頭の中に埋め込まれました。

2019.5.13 完治

 
そして、最終的に歩きやすい足もとの歩行誘導が義足ではない足にインソールで獲得できた時、自分の傷も急速に完治を迎えることができました。同時にバランスが整ったことで抱えていた腰の痛みもなくなり働きやすい体を得ることが出来たように感じます。
本当に長かった2年間の道のりを完治で迎える事ができ共に歩んで頂いた方々に感謝すると共に義足の方々に私からの提言です。
兎に角、フットサポーター’s に足を運んでみてください。考え方は十人十色あるとは思いますが、一度体感して見てください。体感しないと、その良さがは味わえません。何度でも言います。私が体感したことを皆さんも感じ取ってもらいたいだけです。
寄り添ってくださった、井上さんと岡橋さんには感謝の言葉以外見つかりません。これからもよろしくお願いします。